キミは、もしも道具がなかったら、なにを使って料理をして、何を使って食べるかな?キミのアイディアがいきてくるよ。
こういう工夫は、キャンプだけではなく、緊急(きんきゅう)の時、サバイバルが必要になった時にも役にたつよ。
包丁(ほうちょう)やまな板、鉄板や網(あみ)、鍋(なべ)などがなくても調理はできるよ。
・牛乳パックでまな板:
まな板はワザワザ持っていくのは、忘れがち。牛乳パックやジュースの紙パックがあれば、まな板代わりに使えるよ。使用後は、そのまますてられるし、次に火をつける時の着火剤(ちゃっかざい)がわりにもできるよ。
・牛乳パックでホットドッグ:
牛乳の紙パックとアルミホイル、新聞紙を組み合わせると焼きたてほくほくのホットドッグが作れるよ。牛乳パックはキャンプではいろいろと活躍(かつやく)する道具になるんだね。新聞紙を使うときは、水でぬらして使わないとだめだからね。
フライパンがなくてもタマゴ料理ができるよ。
・針金のハンガーとホイル、ダンボールでフライパン:
ハンガーのビニール部分をすべてむいて、輪(わ)の部分を丸く広げよう。ひろげた部分にアルミホイルをはって、持つ部分をダンボールでくるめば、簡易(かんい)フライパンになるよ。でも、あまり重い物はのせられないから注意だよ。
やかんがなくてもお湯がわかせるよ。
・紙コップでポット:
コップ1杯(ぱい)分のお湯をわかしたいとき。わざわざヤカンや他のなべを出して使わなくても、紙コップをそのままたき火の弱火のところに置けば、お湯がわかせるよ。
・木の枝とホイルで鉄板がわり:
アルミホイルを50cmくらいに切り、両はじを木の枝にまきつけ、ピンとはります。その枝の部分を二人で持って、まん中を火の上にかざせは、鉄板代わりにもなるよ。
・葉っぱでホイルがわり:
ふきの葉っぱやほうの木の葉っぱは、アルミホイルと同じように包み焼きにする事ができるよ。おいもなどの材料を葉っぱにくるんで、地面に浅いアナをほった中に入れ、土をかけた上でたき火をすると、この中では、おいしいむし焼きが出来上がっているよ。
・竹づつで飯ごうがわり:
竹のつつにお米と水をいれて、直火にかけてもごはんをたく事ができるよ。
- どんなピンチもキミのアイディアしだいで、きっと切りぬける事ができるよ。
- 葉っぱをむしやきに使う時は、毒(どく)がない葉っぱである事を知っているものを使おうね。
- 小枝ではしや、バーベキューのくしにする時も、加熱(かねつ)すると毒がでるもの、手で持ってもだいじょうぶなのに、樹液(じゅえき)が体に入ると毒になるものもあるよ。よく確認してから使おうね。