〈 開発の目的 〉
2011年3月11日の震災を契機に、小さいお子さんを含むファミリーのテントが急増しました。
どうやって生きて行くのかということを、若い世代もファミリー層も都会の人も、震災体験を通じて切実なものとして体験し真剣に考えるようになった社会の変化をひしひしと感じます。そうした社会的ニーズに応えるために、この教材を開発いたしました。
学校や家庭などではできない自然の中での様々な生活体験は、子どもたちに日常生活とは異なる不便な衣・食・住の環境を体験する貴重な機会を提供します。
そして、お金を出せば何でも手に入る豊かさの中で失いつつある「考える力」を成長させてくれます。
今、求められているのは、社会に出て自立し、困難に負けずに一人でも生き抜く力です。
また、自然と正面から向き合うことにより、危険回避の能力も養うことができます。
しかしながら、野外体験は安易な気持ちで参加することだけは避けなければなりません。
子どもたちと一緒に正しい知識を学び、美しい日本の自然に親しんでいただくことを願っています。
〈 教材の目標 〉
自ら進んで行動すれば、結果が残せることを知る教材としてまとめました。
1.「自分で考え、できたこと」、自然の中での「試行錯誤」と「成功体験」は、頑張ればできる感覚を生み、やり遂げる力を育みます。
2.机の上の学習では、学ぶことのできない「コミュニケーション力」や「協調性」の社会性を育てます。
3.共同作業をすることによって、「思いやり」や「優しさ」などの人間力を育てます。
4.自分の役割を果たす責任感、行動力、問題解決能力など子どもの自立心を育みます。
5.野外体験で覚える自然に対する心構えは災害時に自分で自分の身を守ることにつながります。
監修者
- 越谷 英雄 (アウトドアコーディネーター・NPO法人 日本トレッキング協会常任理事
- 地球元気村特別講師・スノーシューイング連盟理事)
- 大蔵 喜福 (登山家・NPO法人 山の自然学クラブ理事長)
開発した教材利用の環境等
インターネット接続環境にあるPC。
※教材収録の動画を適正に視聴するには、ブロードバンドで接続しているインターネット接続環境が必要です。
●ソフトウェア(推奨ウェブブラウザ)
Windows
・ FireFox(最新バージョン)
・ Google Crome(最新バージョン)
・ Microsoft Internet Explorer 10.0以上
Macintosh
・ Safari 7.0以上
・ FireFox(最新バージョン)
・ Google Crome(最新バージョン)
プラグイン
・ Adobe Flash Player Plugin
・ Adobe Reader
〈平成25年度子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)の 助成金の交付を受けて作成しました〉